高次脳機能チームの取り組み

高次脳機能チームです。
今回は「高次脳機能障害」についてご説明いたします。
まず、高次脳機能障害とは…?
脳が部分的に損傷を受けたことで生じる、言語や記憶などの知的な機能の障がいを指します。外見上は障がいが目立たない事や、患者様が自身の障がいを十分に理解していないことがあります。
日常生活において障がいの影響は…?
・注意障害:作業に集中することや行動の切り替えが難しい。
・遂行機能障害:物事や行動を計画し、順序立てて行うことが難しい。
・半側空間無視:視力に問題は無いが、目にしている空間の半分に気付きにくい。
患者様本人、ご家族、知人が障がいの特性について理解し、接し方などを工夫することで、本人がより生活しやすい環境を作ることができます。このような障がいに対して、退院後も日常生活が安全に送れるように支援していくことを目指し、高次脳機能チームは活動しています。
月に一度、勉強会や今後の活動方針について話し合う時間を設けています。高次脳機能障害に関する基礎知識の振り返りや、各々で学んだ情報の共有を行い、チーム全体のレベルアップを図っています。
(上の画像は実際に勉強会で使用した資料です)