画像高齢化社会、疾病構造の変化、国民の意識の変化等の中で、療養中も、より高い生活の質を確保し、また住み慣れた地域の中で生活を送りたいという国民のニーズは増大してきています。こうしたニーズに応え、患者さまの生活の質の向上を目指したより良いケアを提供していくことは、私たち医療者に求められる重要な役割となっています。
このため、看護師は療養生活支援の専門家として、その専門性と自律性を発揮し、的確な看護判断を行い、適切な看護技術を提供できるよう介入します。
私たち看護師は、患者様の最も身近な存在として、医師や多職種との連携を図り、患者様・ご家族様が安全・安心・安楽に療養生活を送ることができるよう、支えとなりたいと思います。

画像リハビリテーションの語源は、ラテン語で、re(再び)+ habilis(適応した)と言われています。すなわち「再び適した状態になること」、「本来あるべき状態への回復」などの意味を持ちます。また、「権利の回復・復権」などの意味合いもあり、欧米ではリハビリテーションという言葉は非常にはば広い意味で用いられています。
リハビリテーションの直接的な目的は運動機能の回復にありますが、日常生活動作(ADL)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上を目指します。病気や怪我、また高齢など、何らかの原因で動作が不自由になると、いろいろな不便が生じます。病気や障害があっても、自分らしく暮らしていけるよう、リハビリテーション科では治療と援助をしていきたいと思います。

画像病気を患っている方や高齢で食事がとりづらくなっている方、一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。
あらゆるライフステージで、個人や集団に対し食事や栄養についてアドバイスをしたり、献立を立て、食事の提供と運営を行います。栄養状態の管理を行い、皆さんの健康を食と栄養の専門職としてサポートしていきます。

画像薬剤師に求められている社会的役割はとても広く、薬剤師法の第1条では、「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする」と定められています。
薬には、医師の処方箋にもとづいて薬剤師が調剤する医療用医薬品と、処方箋なしで手に入る一般用医薬品(OTC医薬品)の大きく2種類があり、調剤及び調剤時の服薬指導や情報提供、OTC医薬品に関する相談対応は薬剤師の最も代表的な業務です。
しかし、薬剤師の大きな役割には、地域住民一人ひとりの健康づくりに寄与することまでが含まれています。

画像病気やケガをすると、さまざまな不安や悩み、心配事が生じることがあります。
医療相談室では、医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)が患者様・ご家族様が抱える様々な相談をお受けし、その不安を軽減するための方法を一緒に考え、退院後も安心して生活を送れるように支援いたします。
何か不安なことや、気になることがありましたらお気軽にお声をおかけください。